2012年07月31日

出願公告って?

特許庁の審査官が特許申請について実体審査をして拒絶する理由が見つからなかった場合には、特許査定がされることが現行の特許法では定められています。

しかし、そのような場合、平成8年に廃止されるまでは、ただちに特許査定をせずに出願公告をする制度が設けられていました。

特許を付与する前に、出願公告により特許申請に関する内容などを公開して、第三者に紛争解決などのために特許異議の申立ての機会を与えることで、審査官の審査を補完することができます。
本来認められるべきではない特許権の発生を防止することができ、特許権の信頼性、安定性が向上することになります。

出願公告制度は大正10年の特許法で初めて採用され、第73条に出願公告について、第74条等に特許異議申立について規定されていました。

昭和45年の改正で出願公開制度が採用されるまでは、出願公告で初めて特許申請の内容が公開されていたので、出願公告はかなり重要な役割を果たしていたものと思われます。

出願公開制度がない時代には、第三者は出願公告されるまで発明の内容を知ることができなかったために、審査が遅延化し、それにともなって出願公告されるのが遅れてしまうと、第三者に不利益がいろいろと生じてしまいました。



posted by tokkyo at 02:02 | 特許申請 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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